マサオのシネマ日記 since2024

介護付老人ホームに入居中。DVDで毎日一本ずつ映画を鑑賞してます。

「猿の惑星・創世記 ジェネシス」

    

 

猿の惑星・創世記 ジェネシス」を見た。

さすがシリーズ最高傑作だ。

創世記とはギリシャ語で、〝ゲネシス=起源〟という意味である。

地球が猿の惑星になった起源を見事に描いている。

アルツハイマー症の新薬によって猿の知能が発達したという設定は、ありそうな話だけに恐ろしい。

ボス猿の名前がシーザーというのも意味深だ。

シーザーはガリア、ゲルマニアブリタニアを征服し、ヨーロッパ全土をローマ帝国支配下にした男だ。

猿のシーザーは地球を〝猿の惑星〟にしてしまう。

ゴールデンゲートブリッジを挟み対峙する猿と人間。

橋の向こうにあるビル群を見つめるシーザーの姿が印象的だ。

最後に、元飼主の青年が「家に帰ろう」といった時、シーザーは青年を抱き、

耳元で「この森が僕の家だ」と人間の言葉で語る。

感動するが、あまりにも衝撃的だ。