「キンキーブーツ」を見た。
イギリスの田舎町ノーサンプトンにある靴工場をモデルにした実話だ。
物語は経営難の工場を継いだ息子が、会社を立て直すという話だが、
その方法がユニークだ。
会社は紳士靴の売り上げが落ち込み倒産寸前になっている。
そこで新しい市場開拓を狙う。
女装するゲイボーイのための〝丈夫でセクシーなブーツ〟を作ることにしたのだ。
ゲイバーの歌手をデザイナーに迎え、ミラノコレクションへの出展を目指したのだ。
しかし、都会と違い田舎町でのこと。
性的マイノリティには〝偏見〟がある。
しかし、工場の靴職人たちは、偏見を捨て、工場再建の為に一つになっていく。
心の行違いはあったが、ミラノコレクションにたどり着く。
そして、ショーの開幕。
ロンドンのゲイバーから、ダンサーたちがやって来る。
ボーイの靴デザイナーが唄う。
人間には〝男〟〝女〟そして、〝隙間を埋める人〟がいる…
映画は『ノーサンプトンのキンキーブーツ工場の人々に捧ぐ』で終わる…。