マサオのシネマ日記 since2024

介護付老人ホームに入居中。DVDで毎日一本ずつ映画を鑑賞してます。

「グラン・トリノ」

 

    

 

グラン・トリノ」を見た。

面白かった。

妻に先立たれた。

孤独な爺さんが主人公だ。

老境に入った監督イーストウッドの興味は老人に向かっている。

どう生きるか?

いや、どう死ぬかを見つめている。

この映画の中の爺さんは朝鮮戦争で人を殺した経験を持ち、

人殺しで勲章をもらったことに複雑な気持を持っている。

教会に行き懺悔することなど考えていない。

この爺さんはあくまでもカッコ良い。

大切なモノを守るため、立ち向かわなくてはならない。

しかし、復讐だからと人殺しはダメだ。

丸腰で相手に立ち向かい、撃たれて死んでしまう。

死ぬべき意味がそこにあった。

カッコ良いのだ。