「殺人の追憶」を見た。
映画を見終わったあと、席を立てない感覚とはこういうことか…
最後のエンドロールが流れ終わるまでDVDを止められなかった。
殺人事件を追うサスペンスものだが脚本、演出が見事だ。
雨、赤い服、セメント工場、ラジオから流れてくる犯人からのリクエスト曲、下着の洗濯物。
犯人の姿が見えてくる数々の伏線。
これらが犯人を絞りつつ、次の被害者を浮かび上がらせる。
また、DNA鑑定のような新しいアメリカ式捜査方法と古い拷問式尋問との対比も描かれている。
どちらが正しいのか…?
限りなく黒に近い容疑者のDNA鑑定は…?
白。
これまで科学捜査を是認して来た本庁(ソウル)の刑事は、怒りから容疑者を射殺しようとするが…
古いタイプだった刑事に止められる。
ラストシーンでは元刑事が犯行現場を訪れる。
もう一人、ここを訪れた男がいた…それは犯人か…?
追憶とは思い出を偲ぶという意だが、まさに「殺人の追憶」だと感じた。
今回は全くフリーズせず最後まで見ることができた。
あの不具合は何だったのだ?
これまで不具合で見れなかったDVDを見直してみよう。