「アラビアのロレンス」を見た。
超大作スペクタクル歴史劇と呼ばれるにふさわしい。
前半は、美しい砂漠の風景に目を奪われる。
ロレンスは砂漠に住む多くの部族を率いて、第一次大戦下のオスマントルコと戦い、英雄となる。
戦闘地にアカバという港町が出てきた。
どこだろうと調べてみると、ヨルダン南部、紅海随一の港湾都市だという。
僕はアカバを空から眺めた事があるかもしれない。
初めてヨーロッパへ行った時、大韓航空の南回りで、紅海上を飛んだ時だ。
映画の後半は、国際舞台に振り回され、アラブとイギリスとの間で苦しむロレンスが描かれている。
アラブ人のように殺戮を繰り返すもアラブ人にはなれない。
ダマスカスをトルコ支配から解放するもアラブは1つにならない。
狂気…
砂漠は美しいと言ってたのが、砂漠には二度と行きたくないと口にするようになってしまう。
なんと悲しく壮大なドラマだ。