「Wataridori」を見た。
圧巻の映像の数々、これってCGかと疑いたくなる実写の連続だ。
周りの鳥たちもカメラの存在を意識していない。
こいつは仲間だと思ってるのだろう。
群れをなし飛ぶ姿、隣にいるかのように飛ぶ姿、カメラは一羽の鳥になり、大陸を渡っていく姿を追う。
雪崩が見える。
銃に撃ち落とされる仲間が見える。
東ヨーロッパの工場地帯では、真っ黒な水で真っ黒になる。
やっとたどり着いたアフリカの海岸では、傷ついた仲間がカニの群れに喰われる。
壮大な物語だ。
アマゾンでは、とらわれた青いインコがくちばしでオリを開け、飛び出すシーンが入る。
これは本当に実写なのか?
撮影には膨大な人と時間がかけられたのだろう。
一人の少年が出演していた。
それを見た時、稲美一良の「ダッグ・コール」に出てくる少年の事が浮かんだ。