「素晴らしき日曜日」を見た。
映画は良かった。
秀作だなあ。
この本には「貧しい恋人たちが日曜日をどう過ごしたかという愛すべき小品」と紹介されている。
当時の風俗もよく分かる。
この映画の着想は、映画の父 D・Wグリフィスの「素晴らしき哉、人生!」から得たと黒澤が語っている。
本の章題にあった無名の新人たちというのは、この当時、組合活動が盛んで東宝ストなどがあり、
有名俳優をキャスティングできなかったからだろう。
ちなみにこの作品の前年、東宝第一期ニューフェースの募集があり、それに応募して来たのが三船敏郎だった。
こうして「野良犬」に始まる黒澤&三船のゴールデンコンビがスタートする。